【ワシントン、カイロ時事】ポンペオ米国務長官は10日、イランが支援するイエメンの武装組織フーシ派を「外国テロ組織」に指定すると発表した。物資支援などが禁じられる。指導者3人も国際テロリストに指名する。20日のバイデン次期政権発足を前にイランへの圧力を強化する狙いとみられるが、イエメン内戦当事者のテロ組織指定で、国連による和平仲介に影響を及ぼす恐れがある。
 ポンペオ氏は声明で、サウジアラビアへの越境攻撃を念頭に「市民を脅かすテロ活動への責任を負わせる」と強調した。一方で、テロ組織指定が対イエメン人道支援を損なわないようにする措置を検討していると説明した。
 フーシ派政治部門の担当者は11日、ツイッターで「トランプ政権はイエメン国民の殺害と飢餓の共犯であり、われわれは対抗する権利がある」と非難。フーシ派と対立する暫定政権は「米国による指定を断固支持する」と評価した。 

(ニュース提供元:時事通信社)