厳しい寒さによる暖房使用の増加による電力需給の逼迫(ひっぱく)は12日も続いた。沖縄を除く9大手電力管内で供給力に対する使用率は9割を超えた。大手電力で構成する電気事業連合会は、「暖房は通常通りに使用を」としつつ、不要な照明を消すなど節電への協力を呼び掛けた。
 各社の発表では、午後8時までの最大使用率は関西電力で99%、四国電力は98%に達した。使用率は電力需給を表す指標で、97%超は「大変厳しい」状況を示す。
 各社は古い火力発電所の稼働や各社間での電力の融通などに追われているが、火力発電の燃料である液化天然ガス(LNG)の在庫が不足する懸念も高まっている。13日以降も天候次第で厳しい状況となる可能性がある。
 梶山弘志経済産業相は12日の記者会見で、「電気の効率的な使用を続けてもらいたい」と述べたが、政府による数値目標設定や節電要請は見送った。 

(ニュース提供元:時事通信社)