厚生労働省と文部科学省は15日、2021年3月卒業予定の大学生の就職内定率(20年12月1日時点)が前年同期より4.9ポイント低下し、82.2%だったと発表した。新型コロナウイルス感染拡大の影響で旅行・飲食関連企業が大幅に採用を抑制しており、低下幅はリーマン・ショック後の09年調査(7.4ポイント)以来11年ぶりの大きさ。
 昨年10月1日時点に続く2回目の集計で、初回からは12.4ポイント上積みされた。厚労省担当者は「採用活動の遅れを取り戻しつつある」とみている。ただ、コロナ禍による内定の停滞は目立ち、引き続き厳しい就職活動となりそうだ。
 内定率は男子が80.4%、女子が84.3%で前年同期よりそれぞれ5.4ポイント、4.3ポイント低下。学部別では理系(86.0%)が文系(81.3%)を上回り、大学の所在地別で見ると、全6地域で下落した。下落幅は近畿が5.8ポイントと最大で、内定率は北海道・東北の84.0%が最も高く、最低は中国・四国の79.6%だった。 

(ニュース提供元:時事通信社)