海上保安庁は15日、船舶や海での人身事故をまとめた2020年の海難発生状況(速報値)を公表した。大型船の事故が減少した一方、水上オートバイなどプレジャーボート事故は136隻増え、1154隻に上った。
 同庁は増加要因について「新型コロナウイルス感染対策の3密回避で、屋外レジャー活動が活発化した」と説明した。機関故障が3割増えており、長期間使っていなかった船を海に出したケースもあったとみている。
 事故船舶の総数は微増の1930隻で、大型船や漁船は1~2割減少した。一方、昨年9月に奄美大島沖で起きたパナマ船籍の貨物船の遭難が影響し、死者、行方不明者数は前年より35人増え99人に上った。
 船舶事故とは別に集計した人身事故者数は1291人。遊泳中の事故は33人減の123人で、新型コロナの影響で海水浴場が閉鎖されたことなどが要因と考えられるという。 

(ニュース提供元:時事通信社)