阪神大震災の発生から17日で26年。兵庫県伊丹市の昆陽池公園では16日夕、犠牲者の数と同じ6434本のろうそくを一晩中ともして追悼する集いが行われ、約350人が黙とうをささげた。
 集いは、伊丹市のボランティア団体「ユー・アイ・アソシエーション」が震災の翌年から毎年開催し、今年のテーマは「不撓斬棘(ふとうざんきょく)~志を曲げず 困難を切りひらき あゆむ~」。地震が発生した17日午前5時46分まで12時間にわたって明かりをともし続ける。
 ろうそくには例年、県内などの中学や高校の生徒が犠牲者を悼むメッセージを書いている。これまでに3度書き、今年初めて集いに訪れたという同市の中学3年の女子生徒(14)は「忘れたらあかんなと思った」と話した。
 新型コロナウイルスの緊急事態宣言が兵庫県にも出される中、マスクの着用を呼び掛けたり、受付で軍手を配ったりして感染防止対策を徹底した上で実施。団体代表の赤松弘揮さんは「(不要不急が叫ばれているが)震災を忘れない、子供達に伝えるという意味でも不要なものではない」と強く語った。
 17日は神戸市中央区の東遊園地などで追悼行事が行われる。例年、県内各地で開かれているが、今年は新型コロナの影響で中止や縮小が相次いでいる。 
〔写真説明〕阪神大震災の犠牲者を追悼する集いで、手を合わせる人たち=16日午後、兵庫県伊丹市の昆陽池公園

(ニュース提供元:時事通信社)