北海道から東北、北陸の日本海側では今冬、気象庁の統計開始以来の少雪だった昨冬から一転して記録的な大雪となった。北極海上空の寒気を伴う低気圧「極渦(きょくうず)」が分裂して南下したほか、偏西風が日本付近で南へ蛇行し、強烈な寒気が流れ込んだ。
 偏西風が蛇行した背景には、太平洋赤道域東部(南米沖)の海面水温が平年を下回るラニーニャ現象の発生がある。太平洋赤道域の西部では反対に海面水温が高くなって対流活動が活発になったため、偏西風が南へ蛇行した。2017年12月~18年2月の冬に北陸や西日本の日本海側で大雪となった際も、同様に極渦の南下やラニーニャ現象による偏西風の蛇行が起きていた。
 北陸の1月上旬の降雪量は1986年以来、35年ぶりに多くなった。平野部でも多く、新潟県上越市の「高田」観測点では11日の積雪が2メートル49センチとなり、平年の2倍を超えた。 

(ニュース提供元:時事通信社)