2021/01/27
防災・危機管理ニュース
米ジョンズ・ホプキンス大の集計によると、新型コロナウイルスの世界の感染者が日本時間27日、累計で1億人を超えた。2019年12月に中国・武漢で最初の感染が確認され、昨年11月に5000万人を記録したが、わずか2カ月半余りでさらに5000万人が感染したことになる。各国はワクチンの接種を急いでいるが、変異したウイルスの発見も相次いでおり、収束に向かうかは不透明だ。
国別の内訳は、最多の米国が約2540万人。インド(約1070万人)、ブラジル(約890万人)、ロシア(約370万人)、英国(約370万人)と続いている。
米国では今月に入り、1日当たりの死者数が過去最悪ペースの4000人を上回る日があるなど、これまでに世界最多の42万人以上が死亡した。英国では感染力が強いとされる変異したウイルスが猛威を振るい、イングランド全域で3度目のロックダウン(都市封鎖)を実施している。
世界の死者数は215万人を超えた。世界保健機関(WHO)で緊急事態対応を統括するマイク・ライアン氏は18日、世界で1週間に10万人が死亡する日も近いと警告。「現在の感染状況は変異ウイルスによってより複雑になっている」と危機感を示した。
〔写真説明〕26日、パリの病院の集中治療室(ICU)で、新型コロナウイルス患者の看護に当たる医療従事者ら(AFP時事)
(ニュース提供元:時事通信社)

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