【ワシントン時事】バイデン米大統領は26日、ロシアのプーチン大統領と就任後初めて電話会談し、2月5日に期限切れを迎える米ロの新戦略兵器削減条約(新START)を5年間延長することで原則合意した。ロシア大統領府によれば、米ロ間で26日に合意を確認する外交文書が交わされた。
 これにより、2019年8月の中距離核戦力(INF)全廃条約の失効以降、唯一残されていた核軍縮の枠組みの維持が確実になった。ロシア上下両院は27日、プーチン氏が提出した延長に関する法案を承認した。
 ホワイトハウスによると、両首脳は、軍備管理や新たな安全保障上の問題についても検討していく考えで一致し、継続的に連絡を取り合う方針を確認した。バイデン氏は、オバマ元大統領が掲げた「核なき世界」の理想を継承する意向を示しており、新STARTの後継条約の議論をロシア側と進めたい考えとみられる。 
〔写真説明〕バイデン米副大統領(左)とロシアのプーチン首相(肩書はいずれも当時)=2011年3月、モスクワ(AFP時事)

(ニュース提供元:時事通信社)