東京都は28日、新型コロナウイルスの感染状況などを分析するモニタリング会議を開いた。新規感染者数は減少したが、1日約1000人と高水準で推移している上、重症化リスクの高い高齢者の割合が大幅に拡大。出席した専門家は「対策を緩めることなく徹底し、感染者数をさらに減少させなければならない」と指摘した。
 医療提供体制の逼迫(ひっぱく)が続く中、確保病床数は4000床から4700床への拡充が報告された。うち都立・公社病院が約1500床を担い、2月1日には計1700床を見込む。
 1日当たりの新規感染者数(7日間平均)は、20日時点の1471.4人から27日時点は1015.1人に減少。ただ、65歳以上の高齢者の割合は、19~25日が計1663人で全体の21.8%を占め、12~18日の15.8%から大幅に拡大した。
 複数の病院や高齢者施設での感染が急増しているという。都医師会の猪口正孝副会長は会議で、「高齢者の割合が上昇する中、重症者のための医療体制の危機的状況が継続している」と述べ、今後も医療の逼迫が続く恐れを訴えた。 

(ニュース提供元:時事通信社)