【フランクフルト時事】英製薬大手アストラゼネカの新型コロナウイルスワクチンについて、ドイツの政府関係機関が、65歳以上の高齢者への接種を推奨しないとの見解をまとめた。欧米メディアが28日報じた。
 アストラゼネカのワクチンについては、日本政府も昨年12月に6000万人分の供給を受ける契約を締結。うち1500万人分は3月までに提供されることになっており、同社はそれまでに日本での薬事承認を申請する方針。また、4500万人分が兵庫県の製薬会社によって国内でも生産される予定。
 報道によると、独政府に予防接種政策について助言する予防接種常任委員会(STIKO)は、同社のコロナワクチンについて接種対象年齢を18歳から64歳に限定するよう勧告した。「65歳以上の高齢者に対するワクチンの有効性を評価するためのデータが不十分」と指摘したという。
 欧州連合(EU)の欧州医薬品庁(EMA)は29日にもアストラゼネカ製ワクチンの承認を判断する見通しだが、同社はEU向けのワクチン供給が大幅に遅れると先週通告し、ドイツを含む加盟国から批判の声が上がっていた。 

(ニュース提供元:時事通信社)