【ワシントン時事】パキスタン最高裁が2002年の米紙記者誘拐殺害事件で首謀者とされたイスラム過激派の男の釈放を命じたことを受け、ブリンケン米国務長官は28日、「深く懸念している」と表明した。「最高裁の判断はテロ被害者に対する侮辱だ」と批判。男を米国で訴追する用意があると強調した。
 ウォール・ストリート・ジャーナル紙のダニエル・パール記者は02年1月、イスラム過激派幹部の取材で訪れた南部カラチで誘拐され、殺害された。イスラム過激派の男は死刑判決を言い渡されたものの、高裁が昨年、死刑判決を破棄。パキスタン当局や遺族が上訴していたが、最高裁は28日に釈放を命じた。 

(ニュース提供元:時事通信社)