【バンコク時事】ミャンマーで発生したクーデターで政権の座を追われ、軟禁されているアウン・サン・スー・チー氏が輸出入法違反で訴追されたことが3日、警察の文書で明らかになった。許可を得ないまま違法に携帯型無線機を輸入し、使用した疑い。有罪の場合、最高で禁錮3年が科される可能性がある。
 文書によると、クーデターが起きた1日早朝、国軍が首都ネピドーのスー・チー氏宅を捜索し、無線機を発見した。無線機は警備員が所持していた。スー・チー氏は取り調べのため、15日まで勾留される。
 スー・チー氏と同様に拘束され、大統領職を解かれたウィン・ミン氏も災害管理法違反で訴追された。昨年11月の総選挙に先立つ9月、選挙運動をしていた与党の行列に向け、手を振ったのが新型コロナウイルス対策の規定に抵触したと判断された。
 東南アジア諸国連合(ASEAN)人権議員連盟のサンティアゴ会長は「民主的に選ばれた政府からの違法な権力奪取を正当化しようとするばかげた動き」と非難する声明を出した。 
〔写真説明〕ミャンマーのアウン・サン・スー・チー氏=1月27日、ネピドー(AFP時事)

(ニュース提供元:時事通信社)