2021/02/08
防災・危機管理ニュース
厚生労働省は8日、米製薬大手ファイザーが申請した新型コロナウイルスワクチンについて、承認の可否を審議する専門部会を12日に開くと発表した。了承される見通しで、厚労省は15日に正式承認し、政府は17日にも、医療従事者を対象に先行接種する方向で調整を進めている。
厚労省によると、専門部会は12日午後6時から非公開で開かれ、安全性や有効性を審議する。厚労省は同社から年内に7200万人分の供給を受ける契約を結んでおり、最初のワクチンは14日にも到着する見通し。接種は同意を得た医療従事者1万~2万人から始まり、65歳以上の高齢者(約3600万人)は4月1日以降となる。
また、厚労省はワクチンに関する電話相談窓口を今月15日に設置すると発表した。問い合わせはフリーダイヤル(0120)761770(午前9時~午後9時)で、土日や祝日も対応する。最大100回線用意し、ワクチンに関する基礎的な内容や接種手続きについて質問を受け付ける。
(ニュース提供元:時事通信社)
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