8日午前10時58分ごろ、高知県足摺岬沖で海上自衛隊の潜水艦「そうりゅう」と外国船籍の民間商船が衝突し、そうりゅうの乗員3人が打撲などの軽傷を負った。商船側は海上保安庁に「(衝突の)振動はなく、船体ダメージはないと思われる」と説明したという。運輸安全委員会は同日、事故原因を調査するため担当調査官3人を指名した。
 岸信夫防衛相は防衛省で「安全確認に最大限努めた上での作業だったが、衝突してしまったことは誠に残念」と述べた。防衛省海上幕僚監部は同日、事故調査委員会を設置した。
 衝突したのは足摺岬の南東約50キロの海上。岸氏によると、そうりゅうは定期検査後の訓練中で、浮上している最中に潜望鏡で商船を確認したが、回避できずにぶつかったという。
 艦橋部分がゆがみ、アンテナが損傷するなどして一時通信手段がない状態になったが、自力で高知港に入港した。
 そうりゅうは第1潜水隊群(呉基地)所属。2009年3月に就役した。全長84メートル、全幅9.1メートルで、基準排水量は2950トン。 
〔写真説明〕民間商船と接触した海上自衛隊の潜水艦「そうりゅう」=8日午後4時50分ごろ、高知県足摺岬沖(第5管区海上保安本部提供)
〔写真説明〕民間商船と接触した海上自衛隊の潜水艦「そうりゅう」=8日午後4時50分ごろ、高知県足摺岬沖(第5管区海上保安本部提供)

(ニュース提供元:時事通信社)