東京都は10日、新型コロナウイルスの感染状況と医療提供体制を分析するモニタリング会議を開いた。新規感染者は減少している一方、入院患者数は高止まりが続く。会議に出席した専門家は「入院者数は大きく減少することなく、医療体制の逼迫(ひっぱく)は長期化している」と指摘。特に高齢の感染者数をさらに減少させるよう求めた。
 入院者数は、1月12日に過去最多の3427人となり、同22日に2746人まで減少。しかし、以降は大幅に減少せず2月9日時点で2606人と高い水準が続いている。
 会議では、専門家からの報告として「入院すべき人が早期に入院できる状況に改善したため、感染者数の減少にもかかわらず、入院者数が横ばいの状況が継続している」とされた。都内では一時、病床が逼迫し、高齢者が自宅療養中に死亡するケースが発生していた。
 新規感染者数(7日間平均)は、3日時点の683.6人から、9日時点では523.6人に減少。ただ、病院や、通所介護などの高齢者施設で集団感染が発生し、高齢者層に感染が拡大している。