【ジャカルタ時事】インドネシアの運輸安全委員会は10日、記者会見し、先月9日に首都ジャカルタ沖で墜落したスリウィジャヤ航空SJ182便の事故について、上昇中にエンジン推力が低下していたことを明らかにした。推力を調整するパワーレバーに「異例の動き」があったが、墜落原因かどうかは不明だとしている。
 飛行記録を解析した結果として発表した。運輸安全委によると、SJ182便は離陸後間もなく自動操縦システムを作動させたが、高度8150フィート(約2500メートル)で左のパワーレバーが後ろに引かれ、エンジン推力が低下した。右のパワーレバーに動きはなく上昇を続けたが、1万600フィートで左に旋回した。
 1万900フィートに達したところで機体は下降を開始。機首が上がって左に傾いた状態となり、間もなくジャワ海へ墜落した。この間、左レバーは引かれた状態が続いた。レバーをめぐっては、1月3日と4日に故障が報告されたが、いずれも修理されたという。
 運輸安全委は、操縦室の会話を録音したボイスレコーダーの回収を急ぎ、事故原因の究明を続ける。SJ182便はボーイング737―500型機で、乗客乗員62人が搭乗していた。 

(ニュース提供元:時事通信社)