政府の地震調査委員会の臨時会合が14日午後開かれ、福島県沖を震源とする最大震度6強の地震により、宮城県石巻市の港で最大20センチの海面変動があったことが報告された。平田直委員長(東京大名誉教授)は会合後の記者会見で、「震源がもう少し浅く、規模が大きい地震だったら津波が起きた」と指摘した。
 その上で、福島県沖では活発に地震が続いており、今後約1週間は最大震度6強程度の地震に注意が必要だとして、「気象庁が津波注意報・警報を出したら、ちゅうちょなく避難してほしい」と呼び掛けた。
 東北地方の太平洋沖では、陸側プレートの下に太平洋プレートが沈み込んでいる。2011年の東日本大震災を起こしたマグニチュード(M)9の巨大地震は、プレート境界の浅い所が滑って起きたため、大きな津波が発生した。今回は深さ55キロの太平洋プレート内部で押す力が働き、断層がずれ動いてM7.3の地震が起きた。
 13日午後11時7分の地震発生後、石巻市の港で14日午前1時44分に最大20センチの海面変動を観測。仙台市の港では午前1時21分、福島県相馬市では午前2時48分にそれぞれ10センチを観測した。 

(ニュース提供元:時事通信社)