13日午後11時7分ごろ、福島県沖を震源とする地震があり、同県相馬市や宮城県蔵王町などで震度6強の揺れを観測した。気象庁によると、震源の深さは55キロ。地震の規模(マグニチュード=M)は7.3と推定される。
 同庁によると、2011年3月に起きた東日本大震災の余震と考えられる。鎌谷紀子地震情報企画官は記者会見で「揺れの強かった地域は、今後1週間、最大震度6強程度の地震に注意してほしい」と呼び掛けた。
 地震の揺れで転倒したり、物が落下したりして東北や関東の9県で計152人が負傷。福島で81人、宮城で52人のほか、埼玉や千葉などでもけが人が出た。
 東京電力によると、福島第1原発5、6号機と福島第2原発1号機の使用済み燃料プールから水があふれたが、冷却に影響はない。東北電力女川原発(宮城県)、日本原子力発電東海第2原発(茨城県)も大きなトラブルの報告はないという。
 JR東日本によると、東北新幹線は新白河―古川間で架線をつなぐ線路沿いの電柱が少なくとも20本、折れたり傾いたりし、複数の高架橋柱も損傷するなど、広範囲で被害が確認された。14日に続き、15日も那須塩原―盛岡間で終日運転の見合わせを決めた。全線再開まで10日前後を要する見込み。
 国土交通省によると、常磐自動車道の福島県相馬市内の一部区間などで土砂崩れが起きたが、人的被害は確認されていない。
 主な各地の震度は次の通り。
 震度6強=宮城県蔵王町、福島県国見町、相馬市、新地町
 震度6弱=宮城県石巻市、福島市、福島県郡山市
 震度5強=仙台市、福島県いわき市、栃木県那須町
 震度5弱=宮城県多賀城市、福島県会津美里町、栃木県大田原市、岩手県一関市、山形県米沢市、茨城県日立市、埼玉県加須市。 

(ニュース提供元:時事通信社)