2021/02/15
防災・危機管理ニュース
東京都は15日、新型コロナウイルスの感染者数について、年末年始を中心に計838人分の集計漏れがあったことを明らかにした。いずれも、厚生労働省の感染者情報共有システムに入力されたデータについて、保健所が「確認済」ボタンを押し忘れていたことが原因。当時、都内の感染者は急増しており、都は「業務の増大によりミスが発生した」としている。
福祉保健局によると、集計漏れがあったのは18の保健所。昨年11月18日~今年1月31日にかけ、葛飾区保健所で390人、池袋保健所(豊島区)で228人、渋谷区保健所で96人などが都に報告されていなかった。
このシステムでは医療機関が患者発生情報を直接入力するか、医療機関からの届けを基に保健所が入力する2種類の方法がある。両方とも、最終的に保健所職員が情報に不備がないと判断し「確認済」ボタンを押すことで都への報告になるが、押されずに情報が滞留する事例が相次いでいた。
未集計分は、医師が陽性確認した日を都への報告日として追加。15日現在の累計感染者は10万7609人となり、過去最多を記録した1月7日は73人増え、2520人に修正された。
(ニュース提供元:時事通信社)
- keyword
- コロナウイルス
防災・危機管理ニュースの他の記事
おすすめ記事
-
事業継続マネジメントシステムの国際規格を学ぶ!ISO22301解説セミナー【アーカイブ配信】
2021年4月13日(火)に開催したオンラインセミナーのアーカイブ配信です。
2021/04/16
-
想定外に備えるには想定外を「想定」した訓練が必要だ
社会を支える基幹インフラは災害時でも絶つわけにいきません。高速情報通信網がまさにそうで、これが守られるか否かは人・組織の生き残りをも左右します。が、その役割を誰がどこで担っているかは、あまり知られていないのではないでしょうか。日本最大規模のデータセンターを保有するアット東京の「24時間365日ノーダウンオペレーション」の取り組みを紹介します。
2021/04/15
-
非常時に目標と道筋を示すことが危機管理担当者の役割
非常事態に中心的な役割を求められるのが危機管理担当者だが、求められる能力は何か。また、平時に はどのように備えればよいのだろうか。岩手大学で防災危機管理に係る人材育成に取り組んできた越野 修三・同大学客員教授は、危機管理担当者に求められるのは、非常時に際して「少ない情報から状況判断 して、目標は何なのか道筋を示すこと」だと語る。
2021/04/05