日産自動車が、福島県沖地震の影響で国内2工場の操業を22~23日に一時停止することが18日、分かった。東北地方の部品メーカーが被災し、部品調達が滞っているため。追浜工場(神奈川県横須賀市)と生産子会社、日産車体の湘南工場(神奈川県平塚市)で稼働を停止する。
 追浜工場では主力小型車「ノート」などの生産に支障が出るが、不足する部品の種類や影響する台数の規模は明らかになっていない。
 日産は1月以降、世界的に広がる半導体不足の影響で減産を迫られ、9日の決算発表では今年度の販売台数見通しを15万台下方修正。今回の稼働停止が生産や販売に追い打ちを掛けることになる。大手ではトヨタ自動車が既に国内9工場を対象に一時操業停止を決めた。
 福島県沖地震をめぐっては、日立製作所子会社で自動車部品を手掛ける日立アステモの福島工場(福島県桑折町)が15日から止まり、復旧の見通しが立っていない。車の振動を抑えるサスペンションを製造し、主な取引先にトヨタや日産などを抱えており、完成車生産への影響拡大が懸念されている。 

(ニュース提供元:時事通信社)