2021/02/19
防災・危機管理ニュース
JR東日本は19日、福島県沖で13日夜に発生した地震の影響で、一部区間で運転を見合わせていた東北新幹線について、24日始発から全線で運転を再開すると発表した。設備に被害が出たため復旧作業を進めていたが、安全確保の見通しがついた。地震発生から11日ぶりの全線開通となる。
JR東によると、22日始発から仙台―一ノ関間で、24日始発から那須塩原―仙台間でそれぞれ運転を再開する。再開後も当面の間、一部区間で速度を落として運行するため、列車本数は通常の3分の2程度となり、東京―仙台間や東京―盛岡間の所要時間は1時間程度長くなる。通常ダイヤに戻すのは3月下旬ごろを見込んでいる。
地震の影響で、新白河―古川間で電柱が折れるなどの被害が出たため、同社は現在、那須塩原―一ノ関間で運転を見合わせている。首都圏と東北地方を結ぶ足を確保するため、東京―那須塩原間や常磐線で臨時列車を運行。航空、高速バス各社も増便を実施している。
(ニュース提供元:時事通信社)
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