日立製作所の子会社で自動車部品を手掛ける日立アステモは19日、福島県沖地震の影響で操業を停止した福島工場(福島県桑折町)の稼働を20日にも一部再開できるよう復旧作業を進めた。ただ、全面復旧のめどは立っておらず、完成車生産への影響が続く懸念がある。
 取引先のトヨタ自動車や日産自動車では、一部の完成車工場で稼働を一時停止する動きが出ており、アステモ福島工場の停止が一因とみられている。
 日立製作所は「近日中の稼働再開を目指している」と説明。自動車メーカーから技術者らの応援を受けて復旧を急いでおり、遅くとも週明けには一部再開にこぎ着けたい考えだ。
 地震の影響で停止していた他の製造業の拠点では、航空エンジン部品などを手掛けるIHIの相馬工場(福島県相馬市)が19日から操業を一部再開した。全面復旧は3月中になるとみられる。
 宮城県にある日本製紙の2工場では、石巻工場(石巻市)が15日夕から操業を一部再開し、2月中の全面稼働を目指している。岩沼工場(岩沼市)は、一部の設備に損傷があり、操業再開は3月中旬以降になるという。 

(ニュース提供元:時事通信社)