防災科学技術研究所(茨城県つくば市)は19日までに、福島県沖で13日に発生したマグニチュード(M)7.3、最大震度6強の地震の震源断層面を推定し、ホームページで公表した。水平方向の長さが32キロ、深さ方向の幅が24キロの長方形の断層面が、10秒余りかかって滑ったとみられる。防災科研の青井真地震津波火山ネットワークセンター長は「M7程度の地震としては標準的だった」と話している。
 東北沖では陸側プレートの下に太平洋プレートが沈み込んでおり、地震は深さ約55キロの太平洋プレート内部で発生。ほぼ東西方向に押す力が働いて逆断層型の断層が生じた。断層面のうち、最初に滑った「破壊開始点」は北東側の深い所にあり、滑りが南西側の浅い所へ広がって、最大で2.7メートル滑ったと推定された。
 気象庁によると、最大震度6強の地震の後、福島県沖で19日午後4時までに起きた震度1以上の地震は80回。最大は14日午後に起きた震度4の地震で、19日午前も震度3の地震があった。発生回数は減少傾向にあるが、同庁の鎌谷紀子地震情報企画官は「13日から1週間程度は震度6強ぐらいの地震が起きる恐れがあるという状況は変わらない」として、引き続き注意するよう呼び掛けている。 

(ニュース提供元:時事通信社)