【ワシントン時事】バイデン米大統領は24日、トランプ前大統領が昨年停止した永住権(グリーンカード)取得希望者へのビザ発給を再開すると表明した。先に発表した不法滞在者への在留資格付与に続き、前政権が進めた途上国からの移民規制を緩和する方向へ大きくかじを切った。
 トランプ氏は昨年、新型コロナウイルスの感染拡大を受けた雇用情勢悪化を理由に「米国の労働市場にリスクをもたらす移民の入国禁止」を発令し、合法移民の受け入れを事実上中止。昨年末に同措置を今年3月まで延長すると発表した。
 バイデン氏は24日の行政文書で、前政権の措置によって、既に永住権や米市民権を取得した移民の家族呼び寄せのほか、くじでの永住権獲得を目指す人の入国が困難になったと指摘。「米国の利益にならないどころか、世界中の才能を活用してきた米産業界にも害をもたらした」と厳しく批判した。 

(ニュース提供元:時事通信社)