栃木県足利市の山火事は25日、発生から5日目を迎えた。自衛隊や消防が消火活動に当たったが延焼は続き、鎮火のめどは立っていない。市は、同日午後2時時点で被害範囲を約100ヘクタールと推定した。放水によって一部地域で断水が起きたが、住宅被害やけが人はいないという。
 25日も朝から自衛隊や県のヘリコプターが放水を実施。消防は民家などに燃え移らないことを最優先し、市内に複数の「防衛線」を設定して地上から消火活動に当たった。
 山火事の拡大に伴い、市は避難勧告の対象に30世帯を追加、計207世帯となった。一部の学校では休校措置を取った。
 和泉聡市長は記者会見で「鎮圧しても木の内部が再び燃え上がることがある」と指摘し、鎮火まで2週間程度かかる可能性があるとの見方を示した。
 県や市によると、火事は21日午後3時半ごろ、JR足利駅から北西約3キロにある同市西宮町の両崖山山頂付近で発生。市はハイカーの休憩場所が火元とみている。 
〔写真説明〕山火事の消火活動をする自衛隊ヘリ=25日午後、栃木県足利市
〔写真説明〕山火事で、木立の間から見える炎と立ち上る白煙=25日午後、栃木県足利市
〔写真説明〕山火事の消火活動をする自衛隊ヘリ=25日午後、栃木県足利市

(ニュース提供元:時事通信社)