【ワシントン時事】米通商代表部(USTR)代表に指名されたキャサリン・タイ氏は25日、激しく対立する中国の不公正な貿易慣行に対抗するため、多国間の枠組みで新たな国際ルールづくりを進める考えを表明した。ただ、環太平洋連携協定(TPP)を含む自由貿易の推進には慎重姿勢を堅持。トランプ前政権下で保護主義に傾いた政策の転換が難しいことが浮き彫りとなった。
 タイ氏は貿易分野専門の弁護士で、両親が台湾出身。USTRで中国関連の世界貿易機関(WTO)訴訟を担当した経験を踏まえ、米議会上院の指名承認公聴会で「中国の国家主導型の経済モデルに対抗するには一貫した戦略が不可欠」と訴えた。日本など同盟国と連携し、WTOルールの見直しを図る。 
〔写真説明〕米議会の承認公聴会で証言する、米通商代表部(USTR)代表に指名されたキャサリン・タイ氏=25日、ワシントン(AFP時事)

(ニュース提供元:時事通信社)