2021/02/26
防災・危機管理ニュース
【ブリュッセル時事】欧州連合(EU)は26日、テレビ首脳会議で欧州の安全保障や防衛をめぐって協議し、2日間の日程を終えた。会議には北大西洋条約機構(NATO)のストルテンベルグ事務総長も参加。首脳声明で「NATOと緊密に協力する」と確認し、欧州との協調路線を掲げるバイデン米政権にも期待を示した。
一方、声明では「EUは自らの安全保障に、より責任を持つ必要がある」としてEU独自の防衛力強化を引き続き追求することも表明。ミシェルEU大統領は終了後の記者会見で、EUの戦略的自立とNATOや米国との連携は「完全に補完的だ」と述べ、両立できると強調した。
具体的には、部隊の機動性向上や技術開発のほか、サイバー攻撃や偽情報といった脅威への対応、周辺国の安定維持などでの協力を進める。
〔写真説明〕26日、ブリュッセルで記者会見するミシェル欧州連合(EU)大統領(EPA時事)
(ニュース提供元:時事通信社)

防災・危機管理ニュースの他の記事
おすすめ記事
-
事業継続マネジメントシステムの国際規格を学ぶ!ISO22301解説セミナー【アーカイブ配信】
2021年4月13日(火)に開催したオンラインセミナーのアーカイブ配信です。
2021/04/16
-
想定外に備えるには想定外を「想定」した訓練が必要だ
社会を支える基幹インフラは災害時でも絶つわけにいきません。高速情報通信網がまさにそうで、これが守られるか否かは人・組織の生き残りをも左右します。が、その役割を誰がどこで担っているかは、あまり知られていないのではないでしょうか。日本最大規模のデータセンターを保有するアット東京の「24時間365日ノーダウンオペレーション」の取り組みを紹介します。
2021/04/15
-
非常時に目標と道筋を示すことが危機管理担当者の役割
非常事態に中心的な役割を求められるのが危機管理担当者だが、求められる能力は何か。また、平時に はどのように備えればよいのだろうか。岩手大学で防災危機管理に係る人材育成に取り組んできた越野 修三・同大学客員教授は、危機管理担当者に求められるのは、非常時に際して「少ない情報から状況判断 して、目標は何なのか道筋を示すこと」だと語る。
2021/04/05