【ワシントン時事】米政府は2日、ロシアの反体制派指導者ナワリヌイ氏毒殺未遂事件で「ロシア政府が化学兵器を使用した」と判断し、連邦保安局(FSB)のボルトニコフ長官らロシア政府高官7人を制裁対象に指定した。在米資産が凍結され、米国人との取引が禁止される。また、14団体への輸出規制なども科す。バイデン政権発足後、対ロシア制裁は初めて。
 ロシアに融和的なトランプ前大統領は毒殺未遂事件でロシアに制裁を科さなかった。今回の発表には、前政権との違いを明確に打ち出す狙いがある。欧州連合(EU)も同時に、ナワリヌイ氏拘束などをめぐり、プーチン大統領の側近、ゾロトフ国家親衛隊隊長らロシア高官4人への制裁を発表。足並みをそろえた格好だ。
 ブリンケン国務長官は声明で「ロシアの化学兵器使用や人権侵害は、深刻な結果を招くという明確なシグナルを送るために権限を行使した」と強調。ナワリヌイ氏の即時かつ無条件の釈放を要求した。 

(ニュース提供元:時事通信社)