日本医師会の中川俊男会長は10日の定例記者会見で、変異した新型コロナウイルスの検査について「機能の強化は非常に急がれる。(規模を)拡大すればするほど精度は上がるので、できる限り拡大してほしい」と述べた。
 変異ウイルスは昨年12月に日本で初めて確認されて以来、各地に広がっている。政府は短時間で検出できる検査を全都道府県で始めているが、中川氏は「全国で検査体制を強化すれば、かなりの数の変異ウイルスが発見されるのではないか」と指摘。その上で「新規感染者数が下げ止まっている状況も気が抜けない」と危機感を示した。
 一方、コロナワクチンの接種を受けた人から強いアレルギー症状「アナフィラキシー」の発症報告が相次いでいることに関しては「日本の報告の精度は非常に高い。早急な結論を出さずデータを集めるべきだ」と話し、引き続き注視する考えを示した。 

(ニュース提供元:時事通信社)