【バンコク時事】ミャンマー各地では11日も国軍のクーデターに抗議する大規模デモが行われた。治安部隊が発砲して強制排除に当たり、地元メディアや目撃者によると、少なくとも11人が銃撃を受けて死亡した。国際人権団体アムネスティ・インターナショナルは、戦場で用いる兵器が使われており、「組織的かつ計画的な殺害だ」と非難した。
 報道などによれば、中部ミャインで8人、最大都市ヤンゴンと第2の都市マンダレー、中部バゴーで各1人が死亡した。ミャンマーの人権団体、政治犯支援協会はクーデター後、10日までに治安部隊の銃撃などで60人以上が死亡したとする集計結果を示している。
 アムネスティはヤンゴンやマンダレーなどで2月28日から今月8日にかけ、弾圧の様子を撮影した映像55本を検証した。その結果、国軍や警察は狙撃銃や軽機関銃、短機関銃など治安維持用ではなく、本来なら戦場で使う武器の装備を増強。また、市街地で繰り返し実弾を無差別に乱射していた。 
〔写真説明〕ミャンマー国軍のクーデターに抗議するデモ隊の弾圧で、銃を携行する兵士=2月15日、マンダレー(AFP時事)

(ニュース提供元:時事通信社)