厚生労働省は16日、警察庁の統計に基づく2020年の自殺者数(確定値)が、2万1081人だったと発表した。1月に公表した速報値(2万919人)より162人増え、前年よりも912人(4.5%)増えた。自殺者が増えるのは11年ぶり。
 男女別に見ると、男性は前年比23人減の1万4055人で11年連続の減少。女性は935人増の7026人と2年ぶりに増加に転じた。女性の増加について厚労省の担当者は「新型コロナウイルス流行という非日常の状況下で、家庭内暴力(DV)などの要因が深刻化した可能性もある」との見方を示した。
 人口10万人当たりの自殺者数(自殺死亡率)は16.7人で、前年よりも0.7人増えた。
 年代別では40代が3568人で最多となり、50代(3425人)、70代(3026人)、60代(2795人)、30代(2610人)、20代(2521人)と続いた。20代は前年比404人と大幅に増えた。自殺死亡率は50代と60代以外で増加した。 

(ニュース提供元:時事通信社)