JR西日本は17日、乗客ら107人が死亡した福知山線脱線事故から来月で16年となるのを前に、事故の反省や教訓を継承し、将来にわたって安全を実現していくための指針を策定したと発表した。社員の世代交代が進む中、安全教育に活用する。
 同社によると、事故後に入社した社員は全体の約52%(昨年4月1日時点)に上る。こうした若い社員らに安全対策の趣旨や目的を理解させる教育が課題となっていた。
 指針では、経営陣の意識が事業の効率化などに集中していた事故当時の問題点を明記。その上で、安全を最優先にした企業理念を新たに制定するなどの事故後に取られた対策をまとめ、成果や課題を挙げた。今後、指針に基づき定期的に安全対策の有効性などを見直す。 

(ニュース提供元:時事通信社)