昨年の7月豪雨で熊本県球磨村の特別養護老人ホーム「千寿園」が浸水し、入所者14人が死亡したことを受け、国土交通、厚生労働両省の有識者会議は18日、高齢者施設の水害対策の提言を大筋で取りまとめた。千寿園が作成した計画では、避難先が浸水のリスクに対応していなかったと指摘。適切な避難計画の作成に向け、市町村が支援するよう求めた。
 千寿園の計画は土砂災害に対応したもので、避難先として、浸水時に安全を確保できない所や、大雨の中で滞在するのが難しい屋外の場所が設定されていた。
 取りまとめでは、災害のリスクに応じて適切な避難先が選定されるよう、市町村が施設に助言や勧告をすることを要請。施設の避難訓練で得られた課題を基に、市町村が計画の見直しに関与することも求めた。 

(ニュース提供元:時事通信社)