日本原子力発電東海第2原発(茨城県東海村)の運転差し止めを命じた18日の水戸地裁判決。地裁前では弁護士らが「勝訴」「首都圏も守られた」などと書かれた垂れ幕を掲げ、集まった原告からは「やった」と大きな歓声が上がった。
 「東海第2発電所の原子炉を運転してはならない」。裁判長が主文を読み上げると、法廷内に「よしっ」と声が響いた。判決は避難計画の不備を指摘し、原告団の大石光伸共同代表(63)は閉廷後、「住民の勝利だよ」と感慨深げに話した。
 河合弘之弁護団長は判決後の記者会見で「今までの原発訴訟の判決と全く違う」と強調。「避難ができないという点だけで原発を止めた史上初の歴史的判決で、社会的なインパクトは大きい」と意義を訴え、会場からは大きな拍手が上がった。
 弁護団の事務局長を務める只野靖弁護士は、東京電力福島第1原発事故までは、緊急事態発生時の計画や手順の整備は必要とされていなかったとし、「福島原発事故を真摯(しんし)に反省し、深く理解した判決だ」と評価した。 

(ニュース提供元:時事通信社)