気象庁の鎌谷紀子地震情報企画官は20日夜、宮城県沖で起きた最大震度5強の地震(マグニチュード=M6.9)について記者会見した。福島県沖で2月13日に起きた最大震度6強の地震(M7.3)とは「距離が離れているので直接の関係はないと考えている」と述べたが、どちらも2011年の東北地方太平洋沖地震(M9.0)の余震と指摘。「活発な地震活動が続いており、注意してほしい」と呼び掛けた。
 東北の太平洋側では、陸側プレートの下に海側プレートが沈み込み続けており、プレート同士の境界が固着した領域にはひずみが蓄積される。東北地方太平洋沖地震はこの境界が広い範囲で一気に滑り、大きな地震と津波を引き起こした。20日の地震は沿岸に近いが、深い位置にある境界が滑ったとみられ、津波注意報が発表されたものの、津波は観測されなかった。
 津波注意報・警報は地震発生直後に震源の位置とマグニチュードを推定し、コンピューターで海底の隆起・沈降などを自動予測して発表される。鎌谷企画官は津波注意報の発表理由について「マグニチュードを当初7.2と推定したことが大きい」と説明した。
 2月13日の地震はプレート同士の境界より深い所で発生。気象庁は津波注意報を発表しなかったが、宮城県石巻市の港で20センチの小さい津波を観測した。 

(ニュース提供元:時事通信社)