【ニューヨーク時事】米国立アレルギー感染症研究所は23日、英製薬大手アストラゼネカが発表した新型コロナウイルスワクチンに関する米国での臨床試験(治験)結果について、有効性に関する不完全なデータが提供された可能性があるとの声明を発表した。最新のデータをできるだけ早く公表するよう求めた。
 感染研の声明によると、独立組織のデータ安全性監視委員会が、発表された治験結果に「古い情報が含まれているかもしれず、有効性に関する不完全なデータが提供された可能性がある」との懸念を示したという。アストラゼネカは23日、有効性に関する最新のデータを48時間以内に公表する方針を表明した。
 アストラゼネカは22日、米国での治験について、新型コロナの発症を防ぐ効果は79%、重症化を防ぐ効果は100%だったとする暫定結果を発表。接種後の血栓発症のリスク増加も見られなかったと説明した。
 このワクチンは、欧州連合(EU)をはじめ、多くの国・地域で承認され、日本でも審査が進んでいる。米当局にも近く承認申請する方針だった。 

(ニュース提供元:時事通信社)