【バンコク時事】国軍による市民の弾圧が続くミャンマーの東部カイン(カレン)州で、隣接するタイに多数の住民が国境を越えて避難した。州内にある少数民族武装勢力、カレン民族同盟(KNU)の拠点が国軍に空爆されたためで、タイの当局者によると、29日までに約4000人が到着。しかし、国境警備に当たるタイ軍により、多くがミャンマー側に退去させられた。
 ミャンマー国軍は基地がKNUに攻撃されたのを受け、報復として空爆を実施した。カレン族組織の連合体、カレン平和支援ネットワーク(KPSN)によれば、空軍機2機が27日夜、爆弾9個を投下し、銃を乱射。3人が死亡、7人が負傷し、多数の建物が被害を受けた。空爆は28日も続いた。KPSNは29日、国軍に空爆の即時停止を求める声明を出した。 
〔写真説明〕空爆から逃れ、ジャングルに身を隠すミャンマー東部カイン(カレン)州の住民=フリー・ビルマ・レンジャーズが28日提供(AFP時事)

(ニュース提供元:時事通信社)