【台北時事】台湾で2日発生した特急列車「タロコ号」の脱線事故で、事故を調査している「国家運輸安全調査委員会」は6日、記者会見し、線路脇の斜面に止められていた作業車が転落したのは、列車と激突するわずか1分余り前だったとの見方を明らかにした。作業車は直前までエンジンがかかった状態だったといい、同委は転落した経緯を詳しく調べている。
 同委は会見で、タロコ号のドライブレコーダーの映像も公開。列車が時速120キロ超の猛スピードで線路に横たわった作業車に激突し、作業車の一部と共にトンネルに突っ込む場面が捉えられていた。
 列車を運行する交通部(交通省)台湾鉄道管理局は、鉄道工事の委託先に対し、4月2~5日の連休前後は工事を休止するよう指示していた。しかし、問題の作業車を運転していた業者の男は2日の事故当日、工事現場に出入りしており、同委は男の行動についても調べを進めている。 
〔写真説明〕6日、台湾東部・花蓮県の特急列車脱線現場で、事故後の処理に当たる作業員ら(EPA時事)

(ニュース提供元:時事通信社)