【ワシントン時事】バイデン米政権は13日、2001年の米同時テロから20年の節目を迎える9月11日までに、アフガニスタン駐留米軍を全面撤収すると発表した。約20年に及んだ「米史上最長の戦争」は終幕を迎えることになる。ただ、アフガン和平は依然としてゴールが見えないまま。米軍撤収後に過激派組織「イスラム国」(IS)の台頭を許したイラクの二の舞いになるという懸念も根強い。
 政権高官は記者団に「軍事力でアフガン国内の政治的課題を解決したり、内部闘争を終わらせたりすることはできない」と指摘。和平プロセスへの外交支援は続ける一方、軍を駐留させることなく、米本土に対するテロの脅威を抑えることができると強調した。
 その上で「バイデン大統領は中国との競争やパンデミック(世界的大流行)など、米国にとってより深刻な現在の脅威と課題にエネルギーや資源、人員、時間を費やすべきだと確信している」と述べ、重心をシフトする必要性を説明した。9月の撤収期限は「条件付き」ではないとも述べ、和平協議の行方にかかわらず撤収する方針を示した。 

(ニュース提供元:時事通信社)