大阪府の吉村洋文知事は19日、新型コロナウイルス対策の特別措置法に基づく緊急事態宣言の発令を政府に要請する考えを記者団に明らかにした。20日に本部会議を開き、正式決定する。吉村氏は「街全体の人の動きを大きく停止するような厳しい内容の宣言が必要だ」と指摘。「飲食店などへの休業要請も出すべきだ」と述べ、京都、兵庫両府県とも調整する考えを示した。
 大阪府内では病床が逼迫(ひっぱく)している。府はコロナ患者を受け入れていない病院に対し感染症法に基づき病床確保を要請する考えで、計1100床の追加確保を目指す。
 18日は日曜だったが、府内の新規感染者は1220人と過去最多を更新。府内では5日に「まん延防止等重点措置」が適用されたが、6日連続で1000人を超え、感染拡大が続いている。
 府内では2月末で緊急事態宣言が解除されており、再発令されれば3回目となる。吉村氏は、前回より強力な緊急事態宣言としたい考えで、飲食店や百貨店、テーマパークなどの休業要請を念頭に国と事前調整を進めている。
 府内に248床ある重症病床はほぼ満床で、中等症患者向け病院から転院できない重症者が40人を超えていた。 
〔写真説明〕取材に応じる大阪府の吉村洋文知事=19日午前、府庁

(ニュース提供元:時事通信社)