【イスタンブール時事】エルサレム旧市街のイスラム教聖地ハラム・アッシャリフ(ユダヤ教呼称「神殿の丘」)で10日、パレスチナのデモ隊とイスラエル警察の衝突が続き、イスラエル紙ハーレツによると、この日だけでパレスチナ側の少なくとも331人が負傷した。警官隊の21人もけがをした。
 警官隊は聖地にある「アルアクサ・モスク」の敷地内やその周辺で催涙ガスやゴム弾を使用。火薬類などを使って抵抗するデモ隊の排除を図り、騒乱状態となった。
 パレスチナ自治区ガザからは10日、エルサレムの方向にロケット弾が発射され、ガザを実効支配するイスラム組織ハマスは「敵の攻撃に対する反応だ」と実行を認めた。エルサレムで爆発音が聞こえた。
 10日はイスラエルが1967年の第3次中東戦争でヨルダンから東エルサレムを「奪還」したことを祝うユダヤ暦上の「エルサレムの日」。イスラエル当局は治安上の理由から、10日はユダヤ教徒の聖地への立ち入りを認めないことを決めた。一部のユダヤ教徒が乱入を試みたが、警官隊がこれを阻止した。 
〔写真説明〕10日、エルサレムの「アルアクサ・モスク」の敷地内で、イスラエルの治安部隊と衝突するパレスチナのデモ隊(AFP時事)

(ニュース提供元:時事通信社)