【ワシントン時事】米燃料送油管会社コロニアル・パイプラインがサイバー攻撃を受け、パイプラインの稼働停止に追い込まれた問題で、連邦捜査局(FBI)は10日、攻撃がハッカー集団「ダークサイド」のコンピューターウイルスによるものだと断定した。米政府は国民生活に直結する重要インフラへの攻撃を深刻に受け止め、警戒を強めている。
 ダークサイドは、ロシアなど旧ソ連圏の集団と報じられている。バイデン大統領は10日、ハッカー集団に厳しく対処する方針を示した上で、今回の攻撃について、記者団に「現時点でロシア(当局)が関与した証拠はない」と指摘。一方で「(身代金要求型のウイルス)ランサムウエアを使用する者がロシアにいるという証拠はある」とも述べ、事態への対応でロシア当局にもある程度の責任があると主張した。
 米政府高官は10日の記者会見で、FBIが昨年10月からダークサイドに関する捜査を進めていると明らかにした。ただ、ロシアの集団かどうかは「まさに調べているところだ」と説明するにとどめた。 
〔写真説明〕バイデン米大統領(EPA時事)

(ニュース提供元:時事通信社)