総務省が11日発表した家計調査によると、2020年度平均の1世帯(2人以上)当たりの消費支出は月27万6167円となり、物価変動の影響を除いた実質で前年度比4.9%減少した。新型コロナウイルス流行の影響で外食や衣類が落ち込み、消費税増税の影響で5.1%減を記録した14年度に次ぎ、過去2番目の減少幅となった。
 2度にわたって緊急事態宣言が発令された影響で、外食や衣類のほか交通、教養娯楽サービスなどのマイナスが目立った。一方、外出自粛に伴う「巣ごもり需要」で食材や水道・光熱、空気清浄機や冷蔵庫などの家庭用耐久財が伸びた。
 同時に発表した3月の消費支出は1世帯(同)当たり30万9800円と、実質で前年同月比6.2%増加した。プラスは4カ月ぶり。品目別でみると、家の改修工事の増加を背景に住居が26.5%増加したほか、パソコンなどの教養娯楽用耐久財が44.1%増、宿泊料が30.4%増、家庭用耐久財が21.8%増と大幅に伸びた。 

(ニュース提供元:時事通信社)