【イスタンブール時事】パレスチナ自治区ガザやイスラエルで10日に始まった交戦は12日、激化の一途をたどった。国際社会ではイスラエルとガザを実効支配するイスラム組織ハマスの双方に自制を求める声が高まっているものの、いずれも譲歩しにくい事情を抱えており、早期に収拾できるかは不透明だ。
 現地からの報道によると、交戦発生後にガザでは子供ら53人、イスラエルでは民間人6人がそれぞれ死亡した。負傷者は軽傷を含め、双方とも数百人に達している。
 イスラエル軍はこれまでに、ハマスが使用していた13階建て住居ビルを丸ごと崩壊させるなど、ガザの武装組織に「極めて重い代償を払わせる」(ネタニヤフ首相)ための空爆作戦を展開。軍は声明で、ハマスの軍事、情報部門幹部らを殺害し、多くの関連施設を破壊したと戦果を強調した。
 一方のハマスなどは、12日までにロケット弾1000発以上を発射し、イスラエル軍の迎撃をすり抜けた多くがテルアビブ郊外など各地に着弾した。ただ、うち約200発はガザで爆発したとされ、ガザ側にも被害が出ている恐れがある。 
〔写真説明〕12日、パレスチナ自治区ガザ地区で、破壊された建物の前を歩く女性(AFP時事)

(ニュース提供元:時事通信社)