新型コロナウイルス対策を助言する厚生労働省の専門家組織「アドバイザリーボード」は12日、全国の感染状況について「地域差が大きく見られる」との見解をまとめた。大阪府など関西圏は減少傾向にあるものの、北海道では「今後も感染拡大が予想される」と警鐘を鳴らした。
 専門家組織に報告された国立感染症研究所の推計では、感染力が強い英国型などの「N501Y」変異株に全国で9割以上置き換わった。重症化リスクは従来株より1.4倍高い恐れがある。インドで流行する変異株は、感染研で70例を検出。警戒度の高い「懸念すべき変異株」に指定し、監視を強化するという。
 同組織は、東京都について、感染者の顕著な増加は見られないものの「新規感染者数が上げ止まっているとは判断できない」として引き続き注視する姿勢を強調。感染が急拡大している地域として岡山、広島両県などを挙げ、「必要な取り組みを速やかに実施・強化すべき」と提言した。 

(ニュース提供元:時事通信社)