【ニューデリー時事】アフガニスタンからの報道によると、イスラム教のラマダン(断食月)明けの大祭(13~15日)中に停戦していた政府軍と反政府勢力タリバンが16日、戦闘を再開した。南部ヘルマンド州の州都ラシュカルガ近郊で激しい攻防戦が続いた。
 アフガン政府軍の後ろ盾の駐留米軍は、米同時テロから20年を迎える9月11日までに撤収を完了させる予定だが、情勢は厳しさを増しそうだ。米軍が4月29日に撤収作業開始を表明すると、タリバンの攻勢が増した。
 ラシュカルガをめぐっては今月3日、警察当局者が取材に対し「街の一部地区をタリバンが奪取し、幹線道路を封鎖した」と明らかにしていた。その後、政府軍も空と地上から反撃し、タリバン側にも多数の死者が出ていたもようだ。
 また、AFP通信によれば、13日の停戦入り直前には、首都カブール近くでもタリバンが一地区を占拠していた。内務省当局者はAFPに、治安部隊が警察本部から撤退したことを明らかにし、「戦略的な撤退だ」と釈明した。 
〔写真説明〕アフガニスタンの反政府勢力タリバンが奪取を狙う南部ヘルマンド州の州都ラシュカルガ=3月25日(AFP時事)

(ニュース提供元:時事通信社)