【イスタンブール時事】イスラエル軍とパレスチナ自治区ガザを実効支配するイスラム組織ハマスの交戦は17日も続き、終息の見通しが立たないまま2週目に突入した。交戦が始まった10日以降の死者はイスラエルとガザ合わせて200人を超え、被害は拡大する一方だ。国連安全保障理事会は「米国の反対」(中国)もあって声明を出せず、早期の停戦実現は難しくなっている。
 イスラエル軍は17日、ハマスの幹部宅や地下トンネルなどを空爆し、ハマスと協力関係にある武装組織「イスラム聖戦」の司令官を殺害したと発表した。
 ネタニヤフ首相は16日の国民向け演説で「われわれは(ハマスに)テロの代償を支払わせ、平穏と安全を取り戻し、抑止力を再構築する。それには時間がかかる」と表明。作戦の長期化も視野に入れ、ハマスに徹底的に打撃を与える姿勢を強調した。
 ただ、空爆が強化されるにつれ、民間人が巻き込まれる事例も増加。16日には今回の交戦開始後最多となる子供10人を含む42人の死亡が確認された。10日以降のガザでの死者は198人。ガザからイスラエルへのロケット弾攻撃も続き、イスラエル側では民間人ら10人が犠牲になった。

(ニュース提供元:時事通信社)