インド型の重症化リスクが従来株より高い証拠はないが、感染力は2倍ほど強いとされる。主な変異は「L452R」と「E484Q」。ウイルスが細胞に侵入する際に用いるスパイクタンパクの変異を意味し、それぞれ、452番目のアミノ酸がロイシンからアルギニンに、484番目がグルタミン酸からグルタミンに変化した。感染力が強い要因はL452R変異とされるが、不明な部分も多い。
 感染研などによると、インド型感染者は24日までに国内で45人、検疫で190人確認され、東京都ではクラスター(感染者集団)も発生した。専門家組織座長の脇田隆字・感染研所長は、現時点での市中感染の広がりには否定的な一方、感染力の高さを理由に「時期の予測は難しいが、英国型から置き換わる可能性はかなり高い」と分析。全遺伝情報(ゲノム)解析を通じた全国的な監視体制を強めるなど、早急な対応を求めた。 

(ニュース提供元:時事通信社)