【北京時事】中国の王毅国務委員兼外相は7日、内陸部の重慶市で東南アジア諸国連合(ASEAN)との公式対話開始30周年を記念する外相会議に臨み、新型コロナウイルス対策や経済・貿易の振興策、南シナ海問題やミャンマー情勢などを協議した。シンガポール紙ストレーツ・タイムズ(電子版)が伝えた。
 ミャンマーからは、国軍が任命したワナ・マウン・ルウィン外相が出席。ASEANは4月の首脳会議でミャンマーへの特使派遣などで合意しており、中国は合意事項の履行を促す立場だ。中国は会議を通じ、ASEAN諸国との連携を米国などに誇示したい考えとみられ、2国間の外相会談も活発に行われた。
 ただ、中国はASEANとの間で、南シナ海問題など利害が衝突する懸案も抱えている。マレーシア空軍は5月31日、中国軍機16機がボルネオ島沖で領空に接近したとして戦闘機を緊急発進(スクランブル)させた。
 マレーシアのヒシャムディン外相はコロナ感染者との濃厚接触が分かり、出席を見送ったが、王氏と7日に個別に会談したインドネシアのルトノ外相はツイッターに、南シナ海問題を含む「地域の平和と安定」について話し合ったと投稿した。 
〔写真説明〕中国の王毅国務委員兼外相=1月16日、マニラ(AFP時事)

(ニュース提供元:時事通信社)