政府は、新型コロナウイルスワクチンの接種対象を12歳以上の子どもに広げることに関し、小児科医ら打ち手が不足する地域では学校に会場を設け、希望者に接種することを容認する方針を固めた。保護者の同意を得るなど、強制にならないような配慮を求める。文部科学省が週内に、学校で接種を行う際の指針を自治体に通知する。
 政府は、日本小児科学会や有識者らの意見を踏まえ、医療機関での個別接種を原則とする考えを維持する方針。その上で、子どもへの打ち手が不足する地域では、学校に接種会場を設けて対応することを認める方向だ。併せて▽副反応に関する説明を尽くして保護者の同意を得る▽接種を希望しない子どもや保護者の意向を尊重する―など、強制にならないような措置を要請する。
 文科省は自治体に対し、あくまで高齢者や基礎疾患のある人への接種を優先するよう呼び掛けている。ただ、高齢者接種にめどが付いた自治体では、接種対象を子どもにも拡大する方針を示すところが出ている。特に小児科医らが足りない小規模な自治体からは、子どもに集団形式で接種できるよう求める声が上がっていた。 

(ニュース提供元:時事通信社)